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(掲示板より)

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●Nさん、しんさんへ 投稿者:はやし浩司 投稿日:2006年 9月 4日(月)09時00分59秒   
  【はやし浩司より、Nさん、しんさんへ】
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Nさんのやり場のない、怒りというか、不安というか、そういうものが、私にも、ひしひしと伝わってきます。一日とて、心が晴れることもない。安心して、眠ることもできない。忘れようとすればするほど、こうした問題は、心の内側にペッタリと張りつき、気をふさぎます。それが私にも、よくわかります。

 しんさんも、そうだろうと思います。「この先、うちの子はどうなるのだろう」という、心配と不安。それらが、しんさんの心の中で、渦を巻いている。一日、一日が、機械じかけの責め具のように、胸を押しつぶす。それも、私には、よくわかります。

 他人の子どもなら、足で蹴飛ばして、「ハイ、さようなら」と言うこともできるかもしれません。が、それができない。できないから、Nさんも、しんさんも、宿業と言えるような、大きなジレンマの中で、もがき、苦しんでしまうのです。

 しかしね、Nさん、しんさん、どこの家庭も、そしてどこの親子も、みな、同じような問題をかかえているものですよ。外から見ると、みな、うまくやっているように見えますが、それはあくまでも、外見。問題のない家庭などないし、問題のない親子など、ないのです。

 こうした問題が、家族の中で起こると、だれしも、「どうして、うちの子が……」「どうして、うちの子だけが……」と思うものです。しかしこの種の話は、いまどき、珍しくも、何ともありません。ゴマンどころか、ジューマン単位で、あります。

 一見、子どもの問題に見えますが、これは子どもの問題ではありません。要は、その運命を、受け入れるかどうかという問題です。受け入れてしまえば、何でもないのです。

 Nさんについて言えば、「孫ができた」。それだけのことです。形にこだわることはないのです。また家族に、形など、ありません。結婚して子どもができた直後に離婚……というケースは、いくらでもあります。

またしんさんについて言えば、「高校を中退した」。それだけのことです。が、Nさんも、しんさんも、「コース」にこだわっている。そのコースにこだわり、自分を、がんじがらめにしている。

 そして自分の心配や不安を妄想的にふくらませ、ああでもない、こうでもないと悩んでいる。

 アメリカなどでは、女子高校生の妊娠、出産など、まさに日常茶飯事ですよ。高校の中に託児所があるほどですから。また同じくアメリカには、現在、ホームスクーラー、つまり学校へ行かないで、自宅で学習している子どもが、推定で、200万人以上、いますよ。

 シングルマザーにしても、みな、たくましく、自分の子どもを育てています。あえて結婚という形を選ばない、シングルマザーたちです。

 運命というのは、それを恐れたとき、悪魔となって、キバをむいて、あなたを襲ってきます。しかしそれを笑えば、運命というのは、向こうから退散していきます。Nさんも、しんさんも、運命を恐れるあまり、自分を見失ってしまっている。

 私には、そんな感じがします。

 で、どうでしょう。もうこの際ですから、自分の運命を、前向きに受け入れてしまっては……? 何でもないことですよ。もっと言えば、私もあなたも、息子さんたちも、今、こうして元気で、この地球の上で生きている。そこを原点にして考えれば、何でもないことですよ。

 ハハハと、「少し早いけど、孫ができちゃった」と、笑えばいいのです。
 ハハハと、「うちの子も、高校を中退しまして」と、笑えばいいのです。

 「もう一度、子育て、やってやるか」と、前向きに考えればいいのです。
 「何年後でもいい。そのうち専門学校で勉強したくなったら、勉強すればいい。今は、心を休めるとき」と、前向きに考えればいいのです。

 だって、どうにもならないでしょ。いや、あなたがたが、何とかしようとあせればあせるほど、かえって、ものごとは、(あくまでもあなたがたにとっての話ですが)、悪いほうへ、悪いほうへと、進んでしまう。

 私も、自分の子育てをしながら、いろいろな問題にぶつかりました。実家の問題も、あります。でもね、そのつど、そうした運命を受け入れることで、そうした問題を乗り越えることができました。

 「さあ、来たければ来い」とね。そして、その分、私はこう思うようにしました。「お前たちの分まで、がんばってやる!」と。そう思ったとたん、気持ちがウソのように楽になったのを覚えています。またそれがバネとなって、私に生きる活力を与えてくれました。

 以前、その女性についての原稿を書いたことがありますが、Nさんや、しんさんのかかえている問題など、何でもないと言えるほど、深刻で不幸な境遇の人(女性、30歳くらい)がいました。

 父親は、その女性が、3、4歳のとき、自殺。以後、養女として、親戚をたらい回しにされたあと、叔父に強姦され、家出。それが中学2年生のとき。そのあとは、お決まりの流転生活。非行。妊娠、中絶。その繰りかえし。やっと現在の夫と結婚し、2人の子どもをもうけたが、そのころ、今度は、兄が自殺。おまけに下の子(8歳)が、重い病気に……。

 その女性は、「もう何がなんだか、わけがわからなくなりました」と手紙に書いていましたが、そんな女性でも、今、懸命に生きていますよ。明るく、前向きに生きていますよ。「今、ここで幸福を逃がしたら、私は、本当に不幸になってしまう」「幸いにも、夫は、私を愛してくれています」「すばらしい家庭を築いています」と。

 Nさんについて言うなら、養育費の問題が出てきたら、そのときは、そのとき。それをバネにして、あなたはもう一度、人生にチャレンジすればいいのです。またしんさんについて言うなら、もう学校など、あきらめなさい。

 何が、難関コースですか!! 笑わせるな!! そんな愚劣な高校なら、あなたのほうから、蹴飛ばしてやりなさい。つまずいて、ころんでいく子どもに転校を勧めるような学校は、もう学校ではありません。ただの訓練校。進学塾。バカを育てる、家畜の養育場。

 そういう学校に背を向ける、あなたの子どものほうが、よっぽど、正常です。わかりますか? ただしばらく、今までの後遺症が残り、ここ数年は、あなたの子どもは、宙ぶらりんの状態になるかもしれません。

 しかし大切なことは、あなたたちは、自分の子どもを最後の最後まで、信ずることです。だまされても、だまされたフリをして、無視することです。わかりますか?

 あなたたちの子どもは、あなたたちの過干渉と、過関心で、心の中がズタズタにされている。私があなたたちの子どもなら、「もう、いいかげんにしてくれ」と、叫ぶでしょうね。きっと……。うるさくてしかたない……。何かをするたびに、ああでもない、こうでもないと、否定ばかりする。たまらないでしょうね。きっと……。

 とくにNさんは、何かあるたびに、ものごとを悪いほうに、悪いほうに考えてしまう(?)。車の運転免許を取ったら、だれだって、つぎに車をほしがうようになりますよ。どうしてそれが悪いことなのですか。親の価値観を、子どもに押しつけないこと。

 こうした身勝手さが、あなたと、あなたの子どもの間を遠ざけている。そういうことを、あなたは考えたことがありますか? あなたは、いつも、自分のことしか、考えていない! あるいは自分の不安や心配を、自分の息子にぶつけているだけ! 自分がしてきた、数々の、失敗は、すべて棚にあげて、それを正面から見ようともしていない。それともあなたは、「私はすばらしい母親だった」「すばらしい母親になるために、努力してきた」と、あなたは胸を張って、それを言えるとでもいうのでしょうか。

 あなたにして、あなたの子どもなのです。

 だから、もう運命を受け入れなさい。前にも書いたと思いますが、あなたの孫が生まれたのです。今は、愛情は感じないかもしれませんが、会って、世話をするうちに、あなたの感情も変わってくるはずです。もしあなたが心のどこかで、祖母としての、責任を感ずるならの、話しですが……。

 毎回、きびしいことを書いていますが、これはあなた自身を救うためと、許してください。しかしもしここであなたが、この問題から逃げるようなことがあれば、つまりあなたの息子に問題を押しつけて逃げるようなことがあれば、あなたはあなたのままだということです。

 しかし運命を前向きに受け入れれば、あなたはこの時点を境に、もっとすばらしい世界をそこに見ることになります。あなたは、すばらしい女性になることができます。

 どうですか? それができますか? が、もしそれができないというのなら、もう私のような人間に相談するのは、やめなさい。相談したところで、問題は、何も解決しませんよ。あなたはいつまでも、ジクジクと悩みつづけるだけです。

 しんさんも、同じです。今、あなたの子どもは、自分の命をかけて、あなたに何かを教えようとしているのです。それに謙虚に耳を傾ければよいのです。「あなたは苦しかったのね」と、です。

 いいですか、親が子どもを育てるのではありませんよ。子どもが、親を育てるのですよ。幾多の山を越え、谷を越えるうちに、親が、子どもに育てられるのです。それに気づけば、あなたたちは、すばらしい親になれます。と、同時に、こうした問題は、笑い話となって、闇のかなたに消えていくのです。

 あと一歩ですよ、みなさん! がんばってください!  
 
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