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子育て最前線の育児論byはやし浩司 07年 5月 25日
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●二男のBLOGより
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アメリカに住む二男が、興味ある
エッセーを書いた。題して、「最近の
夫婦関係」。
それをそのまま紹介する。
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このあたりでは「結婚している」といっても多種多様で、友達から話を聞いて、いろい
ろと驚かされることが多い。
例えば、結婚したら銀行口座というのは夫婦で共同保有するものだと思っていたのだけ
ど、結婚前から持っている別々の口座をそのまま使っている人たちが多い。お互い、い
くら貯金があるかとか、給料はいくらなのかとか、知らない人が多いし、そういうこと
は夫婦間でもプライベートなこととして話さないのだそうだ。
ひどい家族だと、冷蔵庫の中にある食品も「誰が」買ったものであるとか、所有者がい
て、自分が買った物でない物を食べてしまった場合には、その分の料金を支払わなけれ
ばならなかったりする。夫婦喧嘩になったりすることもあるのだそうだ。大学の寮みた
いな世界だ・・。
よく有名なファイナンシャル・アドバイザーが、結婚しても口座は別々に持っておいた
ほうがいいと話しているのを耳にする。万が一離婚沙汰になったときに面倒だ、という
のが、ひとつの理由かもしれないが、結婚した瞬間から、離婚に有利になることを考え
ながら生活するなんて、何て悲しい世界だろう。
はっきり所有権を決めておくのを「平等」だとか、「相手を尊重している」と考えている
人が多いようだけれども、夫婦ですべてを共有し、相手を信頼し、万が一離婚したら・・
なんて心配をせず生きて行けたらいい。
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同じような話を、中国人の妻と結婚した男性(日本人)からも、聞いている。私たち日
本人にとっては、何でもない話でも、白人社会ではそうでないという話も多い。
たとえば以前にも書いたが、夫婦でレストランへ入ったようなとき、日本人なら、たい
てい妻のほうがサイフを開き、妻が払う。
それを見たオーストラリア人の私の友人は、たいへん驚いていた。「日本では、妻が、勘
定を払うのか?」「どうして(収入がない)妻が、勘定を払うのか?」と。
オーストラリアでも、サイフは、夫婦別々にもっている。生活費にしても、妻が夫に請
求して、そのつど、夫が妻にその額を払うことが多い。
日本の常識は、かならずしも、世界の常識ではない。
ただここで誤解してはならないことは、だからといって白人社会は冷たいとか、白人の
夫婦はドライとか、そういうふうに考えてはいけないということ。繰りかえすが、世界
的に見れば、日本の夫婦のほうが、奇異に見えるということ。日本だけを基準にしても
のを考えると、ものごとの本質を見失うことになる。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【老齢期の統合性】(2)
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少し前、老齢期の統合性について、書いた。
老齢期は、老齢期で、自己概念と現実自己を
一致させなければならない。
それを「統合性」という。
この統合性の構築に失敗すると、その人の
老齢期は、あわれで惨(みじ)めなものになる。
日々に、「こんなはずではない」と、悶々と
悩みながら生きることになる。
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